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2017年6月号・特集「らーめん黒の木」

若柳と金成では様々な商売があり、いろいろな想いを持って営んでいます。

今回は、若柳南大通地区で営業している「らーめん黒の木」の事業主、小野寺貴之さんにお話を伺いました。

創業から現在まで


金成地区上町の4号線沿いにひときわ目立つ「熱いぜベイビー!!旨いぜラーメン!!」の看板でおなじみの「らーめん黒の木」。

店主の小野寺貴之さんに創業までのお話を伺うと、らーめん黒の木を営む前は山形県でそばの修行をし、平成19年に岩手県藤沢町にて手打ち蕎麦屋を創業。

しかし、その場所は立地条件により春~秋までの期間限定営業しかできないところだったそうです。

何とか通年営業ができないかと可能性を模索していたところ、仕入先より現在地の紹介を受け、ラーメン店へ業態を変更し、平成21年に現在の場所で再スタート。

大人気のこだわりチャーシューを使用した、たまり醤油チャーシューや、濃厚味噌らーめんを始め、塩、豚骨、たん麺、つけ麺、チャーシュー丼など豊富なメニューを取り揃え、地域の人気店となり、平成28年には岩手県一関市へ2店舗目をオープンされました。

お客様を意識した取り組みとこだわり


国道4号線沿という立地と、ドライバーにも遠くから見やすいように設置された「熱いぜベイビー!旨いぜらーめん!」の大看板が目立ち、さまざまなお客様が来店されます。

オープン当初は、たまり醤油らーめん、味噌らーめんに各種トッピングのみを提供していましたが、お客様の要望をお聞きして行くうちにメニューがどんどん増えていったそうです。

一番人気である「たまり醤油らーめん」は、蕎麦店を営んでいたときに培った醤油に対する知識や思いをもとに、取引業者と共にベースの醤油から開発したものとのこと。

また、チャーシューへのこだわりも強く、味付けやボリューム感も人気となっています。

定番メニュー以外にも、全国のご当地らーめん等を提供する月替わり限定メニューや、地域への感謝の意味を込めた『月1回のクーポン券』、『月チラシ』の発行などの取り組みも行っており、これを目的としたリピーター客も少なくありません。

こだわりを詰め込んだオリジナルらーめんの味だけではなく、お客様の要望にこたえる柔軟な姿勢、また地域への感謝の気持ちが地域の人気店であるひとつ要因なのかもしれません。

らーめん黒の木さんを紹介


住所 :金成上町東裏46-1(Googleマップ)

営業時間:昼11時~15時 / 夜18時〜21時

定休日:水曜日

今後取り組んで行きたいこと

小野寺さんのもうひとつのこだわりは、食事を終えて帰るお客様に「ありがとうございました」の感謝の言葉は掛けるものの、「またのお越しをお待ちしています」という再訪をお願いする言葉は掛けないというもの。

このこだわりは「また来たいという評価はあくまでお客様が行うもので、こちらからお願いするものではない」という考えと、「お客様自身が満足してまた来たいと思っていただきたい」という思いからだそうです。

その為には、ラーメンの味だけではなく、元気よく感謝を込めた挨拶や接客サービスの向上、店の雰囲気づくり等、日々お客様の声に耳を傾け改善にとり組みたいとのことでした。